バドミントン ( 英語表記:badminton ) は、め~っちゃめちゃ簡単に一言で表すと、羽根の付いたシャトルを打ち合い、そのシャトルを落とした方が負けです。
もうちょっと丁寧に説明すると(笑)、ネットを隔てて2つに分けられたコートの両側にプレーヤーがそれぞれ位置し、半球状のコルクに水鳥などの羽根を取り付けたシャトル(シャトルコック) を専用のラケット を使って打ち合い、点数を競い合います。
1 対 1 で対戦するシングルスと、2 対 2 で対戦するダブルスがあります。
- 男性同士で対戦する男子シングルス
- 女性同士で対戦する女子シングルス
- 男性2人組で対戦する男子ダブルス
- 女性2人組で対戦する女子ダブルス
- 男性と女性が組んで対戦する混合ダブルス(=ミックスダブルス)
以上の5つが正規の種目です。

あねミントンず は 独自のルールを採用しています。
詳細は以下から。
なお、バドミントンにも実はちょっとした「暗黙のルール」的なものがあったりするんです。
マナーやエチケット的なこともあります。
やってはいけないNG行為もあるので、バドミントン警察に「逮捕」されないようお気を付け下さいませ。
バドミントンにおける「暗黙のルール」 やってはいけないNG行為

バドミントンの基本ルール
シングルスもダブルスも基本的なルールはほぼ同じですが、バドミントンコートの使用ラインとサービスのインのエリアがシングルスとダブルスで変わりますので、次項 を参照して下さい。
バドミントンは1つの試合をマッチ (=MATCH) と呼び、マッチは3つのゲームで構成されます。
全種目とも試合は21点3ゲームの2ゲーム先取で、サービス権に関係なく、ラリーに勝った方に点数が入る「ラリーポイント方式」です。
サービス権はシングルス、ダブルスともに、ラリーに勝った方が次のサービス権を得ます。
得点が20対20になった場合、その後に2点差がつくか、先に30点を取った方が勝ちとなります。

1ゲーム内で一方のポイントが11点になった時に、60秒以内の休憩時間「インターバル」が設けられます。
また、ゲームとゲームの間の休憩は120秒以内です。
インターバルの有無やその秒数などは大会によって異なりますので、その大会の規則を確認して下さい。

バドミントンコート
バドミントンはシングルスとダブルスでコートの使用ラインが変わります。
シングルスは黄枠のゾーンがインのエリアです。
ダブルスは外側の赤枠ラインを使用します。
バドミントンコート
縦:13.4m
横:5.18m(シングルス) 6.1m(ダブルス)
ネットの高さ:中央部で1.524m ネットポストの部分で1.550m
詳しくは 競技規則「第1条 コートとコートの設定」 を参照して下さい。

また、サービス時のインのエリアは図の通りで、シングルスは黄色のエリア。
ダブルスは赤色のエリアです。
シングルスとダブルスでコート奥のロングサービスラインとコート横のサイドラインが異なります。
バドミントンのサービスには特有の細かいルールがあります。
競技規則「第9条 サービス」 を参照して下さい。
特に第9条 第1項の6.「サーバーのラケットで打たれる瞬間に、シャトル全体が必ずコート面から1.15m以下でなければならない。」はバドミントンならではルールで、1.15mよりも上でサービスを打つと フォルト になってしまうので注意しましょう。



バドミントンシャトル
バドミントンのシャトル(シャトルコック)は、羽根の素材、コルクの種類、「スピード番号」によって飛行性能と耐久性が大きく変わります。
高品質かつ高性能な試合用のシャトルと、安価で耐久性を重要視した練習用のシャトルがあり、「スピード番号」は気温に合わせて選び、低温時は飛びにくさを補うために番号を上げ、高温時は番号を下げるのが基本です。
-
羽根の素材
- ガチョウ(フェザー)
高品質かつ高性能で飛行性能が安定しており、公式の試合で使われることが多い。 - アヒル
ガチョウよりも安価で練習向き。 - ナイロン
安価で耐久性が高く、初級者や練習向き。
- ガチョウ(フェザー)
-
コルクの種類
- 天然コルク
弾きが良く打感が良いが高価。 - 人工コルク
安価で耐久性があるが打感は天然に劣る。
- 天然コルク
-
スピード番号
- 2番:夏用 気温 27℃~33℃
- 3番:春秋用 気温 22℃~28℃
- 4番:春秋用 気温 17℃~23℃
- 5番:冬用 気温 12℃~18℃
詳しくは 競技規則「第2条 シャトル」 を参照して下さい。

ゲームの進め方
シングルスの場合
バドミントンは「ラブ・オール・プレイ!( 0 – 0 PLAY )」という掛け声から試合が始まります。
- Aくん のサービスから試合が始まり、スコアは 0 – 0 の偶数なので、Aくん がコート右側からサービスを打ちました。A 0 – 0 B

- Bくん がラリーに勝ったので Bくん に1点が入ります。A 0 – 0 B
A 0 – 1 B - サービス権が移り、Bくん は1点(奇数)なのでコートの左側に移動してサービスを打ちます。

- Bくん がまたラリーに勝って連続得点となり、Bくん にさらに1点が加算され、2点になります。A 0 – 1 B
A 0 – 2 B - Bくん は2点(偶数)なのでコートの右側に移動してサービスを打ちます。

- ラリーの結果、今度は Aくん が勝ったので、Aくん に1点が入ります。A 0 – 2 B
A 1 – 2 B - サービス権が移り、Aくん は1点(奇数)の左側に移動してサービスを打ちます。

このようにラリーに勝った人が次のサービスを行います。
サービスを打った人がラリーに勝って連続得点になると、同じ人が左右交互に移動してサービスを打ちます。
サービス権がなくてもラリーに勝った方に点数が入ります。
サービスを打つ位置は、自分の点数が偶数なら右から、奇数なら左から。
サービスを受ける相手は、その対角線の場所に立ちます。
ダブルスの場合
ダブルスでも「ラブ・オール・プレイ!( 0 – 0 PLAY )」という掛け声から試合が始まります。
- A/Bペア のサービスから試合が始まり、スコアは 0 – 0 の偶数なので、Aくん がコート右側から Cくん にサービスを打ちました。A/B 0 – 0 C/D

- ラリーの結果、C/Dペア が勝ったので、C/Dペア に1点が入ります。A/B 0 – 0 C/D
A/B 0 – 1 C/D - サービス権が移り、C/Dペア は1点(奇数)なので、コートの左側からサービスを打ちます。
この時にサービスを打つ選手は直前のラリー開始時に左にいた Dくん です。
- ラリーの結果、また C/Dペア が勝って連続得点となり、C/Dペア にもう1点が加算され、2点になります。A/B 0 – 1 C/D
A/B 0 – 2 C/D - C/Dペア の点数は2点(偶数)なので、コートの右側からサービスを打ちます。
連続得点だったので、サービスは Dくん が右側に移動してまた打ちます。
- ラリーの結果、今度は A/Bペア が勝ったので、A/Bペア に1点が入ります。A/B 0 – 2 C/D
A/B 1 – 2 C/D - サービス権が移り、直前のラリー開始時に左にいた Bくん が 1点(奇数)の左側からサービスを打ちます。

シングルスと同じようにラリーに勝ったペアが次のサービスを行います。
サービスを打ったペアがラリーに勝って連続得点になると、同じ人が左右交互に移動してサービスを打ちます。
サービス権がなくてもラリーに勝った方に点数が入ります。
サービスを打つ位置は、自分たちの点数が偶数なら右から、奇数なら左から。
相手からサービス権を奪った時は、自分たちの点数が偶数だったら直前のラリー開始時にコートの右側にいた人、奇数だったらコートの左側にいた人がサービスを打ちます。
バドミントンのスコアシートの書き方

バドミントン競技規則
公益財団法人 日本バドミントン協会採択
昭和24年4月1日 施行
令和 6年4月1日 一部改訂
定義
プレーヤー
バドミントンをプレーする全ての人。
マッチ
相対する2つのサイドにおいて、各々1人または2人のプレーヤーで行うバドミントンの試合。
シングルス
相対する2つのサイドにおいて、各々1人のプレーヤーで行うマッチ。
ダブルス
相対する2つのサイドにおいて、各々2人のプレーヤーで行うマッチ。
サービングサイド
サービス権を持っている方のサイド。
レシービングサイド
サービングサイドの反対側のサイド。
ラリー
サービスで始まったシャトルがインプレーでなくなるまでの1回またはそれ以上のストロークの繰り返し。
ストローク
プレーヤーのシャトルを打とうとするラケットの動き。

第1条 コートとコートの設定
第1項
コートは図Aに示されるように長方形で、ラインの幅は40mmである。
第2項
ラインの色は容易に見分けやすいものとし、白または黄色であることが望ましい。
第3項
全てのラインは規定の範囲内に含まれる。
第4項
ポストはコート面から1.550mの高さとし、第1条第10項で規定されるようにネットをしっかりと張った時、コート面と垂直に保つことができるものとする。
第5項
ポストはシングルス、ダブルスの別を問わず、ダブルスのサイドライン上に設置する。
ポストまたはその支持物はサイドラインを越えてコート内部まで延長しないこととする。
第6項
ネットは濃い色で、一様な太さの細紐で均等に15mmから20mmの網目で作られたものとする。
第7項
ネットは丈が760mmで、幅は少なくとも6.1mはあるものとする。
第8項
ネットの上縁は幅75mmの白色のテープを二つ折りにして覆い、そのテープの中にコード(紐)またはケーブル(綱)を通す。
このテープの上部は、紐または綱に密着していなければならない。
第9項
コード(紐)またはケーブル(綱)はポストの上部と同じ高さでしっかりと張ることのできるものとする。
第10項
コート面からのネットの高さは、中央で1.524m、ダブルスのサイドライン上では1.550mとする。
第11項
ネットの両側とポストの間に隙間があってはならない。
必要な場合にはネットの両側(丈全部)をポストに結び付けなければならない。


第2条 シャトル
第1項
シャトルは天然素材と合成素材の両者を組み合わせるか、いずれか一方から作ることができる。
ただし、どの素材で作られたものでも、コルクの台を薄い皮で覆ったものに天然の羽根をつけたシャトルと同様の飛行特性がなくてはならない。
第2項
天然の羽根をつけたシャトル
- シャトルは16枚の羽根を台に取り付けたものとする。
- 羽根の長さは先端から台の上まで62mmから70mmの範囲の同じ長さでなければならない。
- 羽根の先端は直径58mmから68mmの円形になるようにする。
- 羽根は糸または他の適切な素材でしっかりと縛りつける。
- 台の直径は25mmから28mmで、底は丸くする。
- シャトルの重さは4.74gから5.50gとする。
第3項
天然の羽根でないシャトル
- 天然の羽根の代わりにスカート部分が合成素材でできているものとする。
- 台は本条第2項 5. に述べられたものとする。
- 寸法及び重量は、本条第2項 2. 、3. 、6. のとおりとする。
ただし、合成素材は天然の羽根と比べて比重及び特性の違いがあるので10パーセントまでの差を認める。
第4項
一般的な形状やスピードやフライトに特に変わりがなければ、高度または気候のために大気の状態が規定のシャトルでは不適切である場合に限り、(公財)日本バドミントン協会の承認のもとに上記の細則を変更してもよい。

第3条 シャトルの試打
第1項
シャトルを試打するには、プレーヤーはバックバウンダリーライン上に打点が来るようにして、全力のアンダーハンドストロークで打つ。
シャトルは上向きの角度で、しかもサイドラインと平行になる方向で打ち上げられるものとする。
第2項
正しいスピードのシャトルとはバックバウンダリーラインの手前530mmから90mmまでの範囲内に落ちたものをいう。

第4条 ラケット
第1項
ラケットは、フレームの全長で680mm以内、幅は230mm以内とし、それを構成している主な部位については次の 1. から 5. のとおりとする。
各部位の名称は図Bのとおりである。
- ハンドルはプレーヤーがラケットを握るための部分である。
- ストリングド・エリアはプレーヤーがシャトルを打つための部分である。
- ヘッドはストリングド・エリアの外枠をさしていう。
- シャフトはハンドルをヘッドに繋ぐ部分である。(本条第1項 5. 参照)
- スロート(スロートのあるラケットの場合)はシャフトをヘッドに繋ぐ部分である。
第2項
ストリングド・エリアは
- 平らで交差させたストリングスがヘッドへ繋がれてできている。
そして、そのストリングスは、交互に編み合わせても、また、その交差する箇所で結合させてもよい。 - 全長(縦の長さ)は280mm以内、幅は220mm以内とする。
しかしながら、ストリングスを張って拡がったエリアの幅と縦の長さが、次のような条件を満たすのであれば、ストリングスをスロートまで拡げて張ってもよい。- ストリングスを張って拡がったエリアの幅が35mm以内
- ストリングド・エリア全体の縦の長さが330mm以内
第3項
ラケットは
- 付着物、突起物があってはならない。
ただし、摩耗や振動を抑えたり、防いだり、重量の配分を変えたり、ハンドルの部分をプレーヤーの手に紐で縛り付ける時のみ許される。
なお、その付着物、突起物は妥当な大きさで目的にかなった位置に取り付けられなければならない。 - ラケットの形を極端に変えるような仕掛けを取り付けてはならない。


第5条 用器具の検定と審査
(公財)日本バドミントン協会は競技に用いられる用器具の検定ならびに審査を行う。
検定の対象になる用器具はラインテープ、コートマット、ポスト、ネット、シャトル(水鳥球、陸鳥球)、ラケットサービス高測定器で、審査の対象になる用器具はウェア、ストリングス、シューズ、得点表示装置、審判台である。
なお、検定ならびに審査の基準は別に定める。
このような検定ならびに審査は本会加盟団体、プレーヤー、用器具製造者、またはその構成員を含む直接の利害関係者の申し出によって行う。

第6条 トス
第1項
プレーが始まる前にトスが行われ、トスに勝ったサイドが次の 1. か 2. のいずれかを選ぶ。
- 最初にサービスをするか、レシーブをするか
- マッチ開始の時、そのコートのどちらのエンドを選ぶか
第2項
トスに負けたサイドは残りを選ぶ。

第7条 スコアリングシステム
第1項
マッチは特に定めなければ2ゲーム先取の3ゲームで行う。
第2項
ゲームで21点を先取したサイドがそのゲームの勝者となる。
ただし、本条第4項、第5項の場合を除く。
第3項
ラリーに勝ったサイドが得点することができる。
すなわち、相手のサイドが「フォルト」をしたり、シャトルが相手のコート内に落ちてインプレーでなくなったりした場合である。
第4項
スコアが20点オールになった場合には、その後最初に2点リードしたサイドがそのゲームでの勝者となる。
第5項
スコアが29点オールになった場合には、30点目を得点したサイドがそのゲームでの勝者となる。
第6項
ゲームに勝ったサイドが次のゲームで最初にサービスをする。

第8条 エンドの交替
第1項
プレーヤーは次の場合にエンドを替える。
- 第1ゲームを終了した時
- 第2ゲームを終了した時(第3ゲームを行う場合)
- 第3ゲームでどちらかのサイドが最初に11点に達した時
第2項
本条第1項の規定どおりにエンドを替えなかった場合は、間違いが発見され次第、シャトルがインプレーでなくなった時、速やかにエンドを交替するものとする。
また、スコアはそのままとする。

第9条 サービス
第1項
正しいサービスとはシャトルはサーバーのラケットから上向きに飛行しネットの上を通り、もし何ものにも妨げられなかったならば、レシーバーのサービスコートの内(境界線の上、または内)に落ちる。
そして、
- サーバーとレシーバーがそれぞれの態勢を整えた後は、両サイドともサービスを不当に遅らせてはならない。
- サーバーのラケットヘッドの後方への動きの完了した時点が、サービスの始まりを不当に遅らせているかどうかの判断基準となる。(本条第2項参照)
- サーバー及びレシーバーは、斜めに向かい合ったサービスコート(図A参照)内に、サービスコートの境界線に触れずに立つものとする。
- サーバー及びレシーバーの両足の一部分は、サービスを始めてから(本条第2項参照)サービスがなされるまで(本条第3項参照)、その位置でコート面に接していなければならない。
- サーバーは、ラケットで最初にシャトルの台を打つものとする。
ただし、2025年4月30日までサーバーはスピン(回転)を加えずにシャトルを放し、ラケットで最初にシャトルの台を打つものとする。 - サーバーのラケットで打たれる瞬間に、シャトル全体が必ずコート面から1.15m以下でなければならない。
- サーバーのラケットは、サービスを始めてから(本条第2項参照)なされるまで、(本条第3項参照)前方への動きを継続しなければならない。
- サーバーがサービスをしようとしてシャトルを打ちそこなってはならない。
第2項
それぞれのプレーヤーのサービスの態勢が整った後、 サーバーのラケットヘッドの前方への初めての動きが、サービスの始まりである。
第3項
サービスは、いったん始められると(本条第2項参照)、シャトルがサーバーのラケットで打たれるか、サービスをしようとしてシャトルを打ちそこなった時に終了する。
第4項
サーバーは、レシーバーが位置について態勢が整う前にサービスは始められないが、サーバーがサービスをし、レシーバーが打ち返そうと試みた時は、態勢が整っていたものとみなす。
第5項
ダブルスでは、サービスが始まり終了するまで(本条第2項、第3項参照)、それぞれのパートナーは、相手側のサーバーまたはレシーバーの視界をさえぎらない限り、それぞれのコート内ならどこの位置にいてもよい。

第10条 シングルス
第1項
サービングコートとレシービングコート
- プレーヤーは、サーバーのスコアが0か偶数の時、それぞれ、右サービスコートでサーブし、レシーブする。
- プレーヤーは、サーバーのスコアが奇数の時、それぞれ、左サービスコートでサーブし、レシーブする。
第2項
プレーの順序とコート上のポジション
ラリーでは、サーバーとレシーバーはシャトルがインプレーでなくなるまで(第15条参照)そのプレーヤーのサイドのどの位置からでも、交互にシャトルを打つ。
第3項
スコアリングとサービング
- サーバーがラリーに勝った時(第7条第3項参照)、そのサーバーは1点を得ることとする。
そして、そのサーバーがもう一方のサービスコートから、 再びサービスをする。 - レシーバーがラリーに勝った時(第7条第3項参照)、そのレシーバーは1点を得ることとする。
そして、そのレシーバーが新しいサーバーとなる。

第11条 ダブルス
第1項
サービングコートとレシービングコート
- サービングサイドのスコアが0か偶数の時、サービングサイドのプレーヤーは、右サービスコートからサービスをする。
- サービングサイドのスコア奇数の時、サービングサイドのプレーヤーは、左サービスコートからサービスをする。
- サービスオーバーでサービス権が移る場合、新しくレシービングサイドになるプレーヤーは、直前にサーブした同じサービスコートに留まる。
レシーバーのパートナーには、その逆の形式を適用する。 - サーバーと斜めに向き合っているレシービングサイドのプレーヤーがレシーバーである。
- プレーヤーは、そのプレーヤーのサイドがサービスをし、得点するまで、それぞれのサービスコートを替えてはならない。
- サービスはいかなる場合でも、サービングサイドのスコアによって定められたサービスコートからなされる。(第12条の場合を除く)
第2項
プレーの順序とコート上のポジション
サービスが打ち返された後のラリー中のシャトルは、 サービングサイドのどちらかのプレーヤーによって打たれ、 次にレシービングサイドのどちらかのプレーヤーによって打たれ、シャトルがインプレーでなくなるまでこれを続ける。
この時 プレーヤーはネットをはさんで自分のサイドなら、 どの位置からシャトルを打ってもよい。(第15条参照)
第3項
スコアリングとサービング
- サービングサイドがラリーに勝った時(第7条第3項参照)、サービングサイドが1点を得る。
そして、そのサーバーが再びもう一方のサービスコートからサービスをする。 - レシービングサイドがラリーに勝った時(第7条第3項参照)、レシービングサイドが1点を得る。
そして今度は、そのレシービングサイドが新しいサービングサイドとなる。
第4項
サービスの順序
いかなるゲームにおいても、サービス権は次のように連続して移動する。
- 右サービスコートからゲームを始めた最初のサーバーから
- 最初のレシーバーのパートナーへ
- 最初のサーバーのパートナーへ
- 最初のレシーバーへ
- 最初のサーバーへ
というように続く。
第5項
プレーヤーは、同じゲームで順番を間違えてサーブしたり、レシーブしたり、2回続けてレシーブしたりしてはならない。
ただし、第12条が適用された場合あるいは、不品行な振舞いにより「フォルト」をコールされた場合は除く。
第6項
ゲームに勝ったサイドは、次のゲームで最初にサービスをする。
ただし、その時どちらのプレーヤーがサービスをしてもよく、また負けたサイドのどちらのプレーヤーがレシーブしてもよい。

第12条 サービスコートの間違い
第1項
プレーヤーが次に該当する場合は、サービスコートの間違いである。
- サービスまたはレシーブの順番を間違えた時
- 間違ったサービスコートからサーブしたり、 または間違ったサービスコートでレシーブした時
第2項
もし、サービスコートの間違いが見つかった場合は、シャトルがインプレーでない時に、その間違いを訂正し、 スコアはその時のままとする。

第13条 フォルト
次の場合は「フォルト」である。
第1項
サービスが正しくない場合(第9条第1項参照)
第2項
サービスでシャトルが
- ネットの上に乗った時
- ネットを越えた後、ネットにひっかかった時
- レシーバーのパートナーによって打たれた時
第3項
インプレーのシャトルが
- コートの境界線の外に落ちた時(境界線上や内ではない)
- ネットの上を越えなかった時
- 天井または壁に触れた時
- プレーヤーの身体または着衣に触れた時
- コート外の物または人に触れた時(ただし、建物の構造上必要がある時は、(公財)日本バドミントン協会の承認を得てシャトルが障害物に触れた場合の会場ルールを設けることができる)
- 1回のストロークでラケット上に捕えられ保持されて振り投げられた時
- 同じプレーヤーによって2回連続して打たれた時(ただし、ラケットヘッドとストリングド・エリアで1回のストロークで連続して打たれるのは「フォルト」ではない)
- プレーヤーとそのパートナーによって連続して打たれた時
- プレーヤーのラケットに触れて、相手のコートに向かって飛ばなかった時
第4項
インプレーで、プレーヤーが
- ラケット、身体または着衣で、ネットまたはその支持物に触れた時
- ラケットまたは身体で、ネットの上を越えて、少しでも相手のコートを侵した時
また、ラケットとシャトルとの最初の接触点がネットより打者側でなかった時(ただし、 打者がネットを越えてきたシャトルを1回のストロークで打つ場合、 ラケットがシャトルを追ってネットを越えてしまうのはやむを得ない) - ラケットまたは身体でネットの下から相手のコートを侵し、著しく相手を妨害したり、相手の注意をそらしたりした時
- 相手を妨害した時、すなわち、ネットを越えたシャトルを追う相手の正当なストロークを妨げた時
- プレーヤーが大声や身振りなどの動作をして、故意に相手の注意をそらした時
第5項
プレーヤーが第16条の違反行為をはなはだしく行ったり繰り返したり、また、それらを継続してやめない時

第14条 レット
第1項
「レット」は、プレーを停止させるため、主審またはプレーヤー(主審がいない時)によってコールされる。
第2項
次の場合は「レット」である。
- レシーバーの態勢が整う前にサーバーがサービスをした時(第9条第4項参照)
- サービスの時、レシーバーとサーバーの両方がフォルトをした時
- サービスが打ち返されて、シャトルが
- ネットの上に乗った時
- ネットを越えた後、ネットにひっかかった時
- プレー中にシャトルが分解してシャトルの台が他の部分と完全に分離した時
- コーチによりプレーが中断させられたり、あるいは、相対するサイドのプレーヤーが注意をそらされたと主審が判断した時
- 線審が判定できなくて主審も判定できない時、または、インスタントレビューシステム(IRS)でも判定できない時
- いかなる不測の事態や突発的な事故が起きた時
第3項
「レット」となった場合は、その前のサービス以後のプレーは無効とし、レットになる直前のサーバーが再びサービスをする。

第15条 シャトルがインプレーでない場合
次の場合のシャトルはインプレーではない。
第1項
シャトルがネットやポストに当り、打者側のコート面に向って落ち始めた時
第2項
シャトルがコート面に触れた時
第3項
「フォルト」または「レット」となった時

第16条 プレーの継続、振舞い、罰則
第1項
プレーは最初のサービスからマッチが終わるまで継続されなければならない。
ただし、本条第2項、第3項で認める場合を除く。
第2項
インターバル
- すべてのゲーム中に一方のサイドのスコアが11点になった時、60秒を超えないインターバルを認める。
- 第1ゲームと第2ゲームの間、 第2ゲームと第3ゲームの間に120秒を超えないインターバルを認める。〈テレビ放映のマッチではレフェリーがマッチの前に、本条第2項のようなインターバルが必要か、またその時間についての指示を出す〉
第3項
プレーの中断
- プレーヤーの責任でない状況によって必要とされるならば、主審は必要と思われる間、プレーを中断することができる。
- ラケット、ウェア、靴などが破損した
- パートナーの振ったラケットでケガをした
- 鼻血が出た
- コンタクトレンズが外れた
- ケガをして医師などの診察を受ける時
- 大会運営規程第27条の停電、火災、地震などが起きた時
- 特別な状況下ではレフェリーが主審にプレーを中断するよう指示することがある。
- プレーを中断した場合、そこまでのスコアはそのまま有効となり、プレーを再開する時は、その点数から始める。
第4項
プレーの遅延
- プレーヤーはどんなことがあっても、体力や息切れを回復できるように、または、アドバイスを受けるためにプレーを遅らせてはならない。
- 主審はいかなるプレーの遅延についても、それを判断・処置する唯一の決定者である。
第5項
アドバイスとコートを離れることに関して
- シャトルがインプレーでない(第15条参照)場合で、プレーヤーがサービスとレシーブのために位置につくまでの間に限り、プレーヤーはマッチ中、 アドバイスを受けることができる。
- プレーヤーは本条第2項のインターバルを除き、主審の許可なしに、マッチ中、コートを離れてはならない。もしそのような行為をした場合は、遅延行為とみなされる。
第6項
プレーヤーは次の行為をしてはならない。
- プレーを故意に遅らせたり中断したりすること
- シャトルのスピードや飛び方を変えるために、故意にシャトルに手を加えたり破損したりすること
- 相手に対して下品で無礼あるいは不適切な態度、言動
- 競技規則を越えた不品行または不快な行動
第7項
違反に対する処置
- 本条第2項、第4項 1. 、第5項 2. 、第6項のいかなる違反に対しても、主審は、次の処置をとる。
- 違反したサイドに警告をする。
- 一度警告を受けた後、再び違反した場合は、そのサイドをフォルトにする。
- 目に余る不品行な振舞い、執拗な違反については、その違反したサイドをフォルトとする。
- 本条第7項 1. の 2. 及び 3. に関する違反については、主審はフォルトを宣した後、直ちにレフェリーに報告する。レフェリーは違反したサイドをそのマッチから失格させることができる。

第17条 審判員の責務と処置すべき訴え
第1項
レフェリーは、大会にかかわる全般を総括的に管理する。
第2項
主審はそのマッチ、コートならびにその周辺の直接関係するものを管理する。主審にはレフェリーへの報告の義務がある。
第3項
サービスジャッジはサーバーによってサービスフォルトがなされた時、それをコールする。(第9条第1項 2. から 8. 参照)
第4項
線審は担当ラインについてシャトルが「イン」か「アウト」かを判定する。
第5項
審判員の判定はその審判員の責任とするすべての事実に関して最終のものである。ただし、次の場合は除く。
- 主審は、もし線審が明らかに間違ったコールをしたと確信する場合には、線審の判定を変更することができる。
- また、インスタントレビューシステム(IRS)が使用されているコートでは、チャレンジが要求された場合インスタントレビューシステム(IRS)により判定することができる。
第6項
主審は
- バドミントン競技規則に従い、これを執行する。特に「フォルト」または「レット」が起きた時はこれをコールする。
- 次のサービスがなされる前に出された疑問点に関する訴えについて決定をする。
- マッチの進行をプレーヤーと観客に確実に知らせる。
- レフェリーと協議してサービスジャッジまたは線審を任命または変更することができる。
- 他の審判員が任命されていない時は、それらの任務を遂行するための手配をする。
- 任命された審判員が判定できなかった場合は、その審判員の任務を遂行するか、「レット」にする。
- 第16条に関係するすべての事項を記録し、レフェリーに報告する。
- 競技規則に関係する訴えに限り、主審が判断できないものは、レフェリーに確認する。ただし、このような訴えは、次のサービスがなされる前、または、マッチの終りであれば訴えるサイドがコートを離れる前にしなければならない。

