how to choose badminton strings
バドミントンラケットの外枠であるフレーム(= 面 )の内側に網目状に張り巡らされた細い糸を「ガット」と言います。
正式名称は「ストリング( string )」で、海外ではこの呼び方が一般的です。
ガットはシャトルを弾く性能や、飛び方、飛距離、コントロール、打感などを左右します。
また、ラケットのスイートスポット(= 芯 )にも関係してくるんです。
バドミントンをプレーする上において重要な要素のうちの1つになるので、自分好みのガットを見付けて下さい。
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別のところでも使ってバドミントンを広めていきましょう。

バドミントンのガットの張り方の強さ(テンション)
badminton string tension
バドミントンのガットの張り方の強さのことを「テンション」と言います。
バドミントンラケットはそのタイプや種類によって適正テンションが違い、グリップの上のスロート部分に数字が印字されています。
単位は「ポンド( lbs )」で表され、数字が大きいほど強く張るということになります。
ショップなどでガットを張ってもらう場合「何ポンドで張りますか?」と聞かれることがあるので、自分のバドミントンラケットの適性テンションを把握しておきましょう。
適性テンション値内であれば、どんな値でも張ることができますので、自分のレベルや重視するプレースタイルに合わせて調整して下さい。
ガットの張り方の強さのレベル別参考値
recommended string tension
バドミントンの初級者、中級者、上級者別のレベルに合わせたガットの張り方の強さの参考値は以下になります。
- 初心者やジュニア(16〜20ポンド)
軽い力でもシャトルが飛びやすく、ヒジや手首への負担も少ないです。
スイートスポット(芯)が広くなり、ミスにも強くなります。 - 中級者(20〜24ポンド)
飛びとコントロールのバランスが良い一般的な強さです。
自分の力でしっかりと飛ばせる筋力がついてきた人に向いてます。 - 上級者(25ポンド以上)
シャトルをよく弾くので強いショットを打ちやすくなりますが、芯で捉える技術が必要になります。
より強い筋力のある人に向いてます。

バドミントンラケットのガットの適正テンション値
例えば、「20~28lbs」と印字されている場合、ガットの縦糸の適性テンションが「20~28lbs」ということです。
横糸(クロス)は縦糸の基準値に対して 約10% 高いか、もしくは 2lbs ほど強く張るのがバドミントンでは一般的になります。
例:縦糸28lbs x 横糸31lbs
- 適性テンションを上回る強さでガットを張ってしまうと、ガットが切れた時にラケット自体が破損してしまう恐れがあるので注意して下さい。
ガットの張り方の強さの特徴
feature of string tension
ガットを緩めに張った場合と強めに張った場合では、シャトルの弾きや飛び方、速度、コントロール性能などに違いが出てきます。
何に重きを置くかでガットの張り方の強さは人それぞれ変わってきます。
ガットを緩めに張った場合
ガットを緩めに張ると、ラケット面が「柔らかいトランポリン」のようになります。
メリット
- 楽に遠くまで飛ぶ
ガット自体の「たわみ(=トランポリン効果)」で、軽い力でも クリア が奥まで飛びます。 - 体への負担が少ない
柔らかな面がシャトルの衝撃を吸収するため、肩やヒジ、関節を痛めにくいです。 - レシーブが安定する
スイートスポットが広いため、芯を外しても相手コートに返しやすくなります。
デメリット
- コントロールが難しい
シャトルが吸い付く感じがあるため、狙ったコースから左右にズレやすいです。 - タッチが遅れる
弾くスピードが遅く、ネット前の素早いプッシュなどが決まりにくくなります。 - ショットの初速低下
シャトルの勢いが吸収される分、強い力で叩いてもショットの初速が低下する恐れがあります。
打感と打音
- シャトルが一度、ガットにグッと沈み込む感覚
- 打音は「ボコッ」「ポコッ」と低くこもった音
ガットを強めに張った場合
ガットを強めに張ると、ラケット面が「硬い板」のようになります。
メリット
- コントロール性
面がブレないため、狙ったコースへ正確に飛びやすくなります。 - 早いラリー
反発のレスポンスが早く、ドライブやプッシュが速くなります。 - カットやリバースのキレ
シャトルを薄く捉えた時に回転がかけやすいです。
デメリット
- 筋力が必要
ガットの「たわみ」を使えないため、自分の筋力だけで飛ばす必要があります。 - ガットが切れやすい
ガットに常に強い負荷がかかっているため、耐久性が落ちます。 - ケガのリスク
シャトルの衝撃がそのまま肩、ヒジ、手首に伝わり、腱鞘炎になりやすい。
打感と打音
- ホールド感が減り、一瞬ではじく感覚
- 打音は「パチィン!」と高く鋭い音
- ガットの張り方の強さのヒント
- スイングがゆったりな人
強めに張るとガットを凹ませることができず、ただの硬い「板」で打つようなことになってしまいます。
そのため、ガットを緩めに張り、ガットを凹ませて飛ばす必要があります。 - スイングが速い人
緩めに張るとガットが凹んで戻り切るよりも前にシャトルが離れてしまい、エネルギーロスが起きます。
そのため、ガットを強めに張り、弾く力も活かして飛ばす必要があります。
バドミントンラケットのスイートスポット(芯)
badminton racket sweet spot
ショップなどで張ってもらったガットは面の中央部が少し柔らかくなっていて、ここがスイートスポット(芯)になります。
ちなみに、フレーム側にいくにつれてガットは硬く張ってあります。
POINT
ガットを緩めに張ることでスイートスポット(芯)を広げることができます
■ ガットを緩めに張る
- スイートスポットは広くなる
- 芯が広いので、シャトルを捉えやすい
- 初心者向き
■ ガットを硬めに張る
- スイートスポットは狭くなる
- シャトルを弾くので、強いショットが打ちやすい
- 上級者向き

バドミントンラケットのスイートスポット
- ガットは数ヶ月使い続けていると、たとえ切れなくても徐々に伸びてきてしまい弾力や反発力などが落ちるため、できれば3ヶ月に1回程度を目安に張り替えるようにすると良いパフォーマンスを維持できます。

バドミントンのガットの太さ
badminton string thickness
バドミントンラケットのガットは、その太さ(ゲージ)によってシャトルが当たった時の反発力や耐久性が大きく変わります。
細めのタイプと太めのタイプに分かれますので、自分のレベルやプレースタイルなどに合わせて選びましょう。
細め(0.61mm〜0.65mm)
thin badminton strings
細いガットはシャトルが当たった瞬間に大きく凹んで素早く復元するため、高い反発力を生み出します。
高い打音が好きで、鋭いショットを打ち込みたい人に向いてます。
ただし、耐久性がないので切れやすいです。
- 軽い力でシャトルを奥まで飛ばしたい人
筋力に自信のない女性、ジュニア、シニア - シャトルの弾き感を重視する人
- ショットのスピードを重視する人
- 高い打音が好きな人
- ヒジ、手首への負担や衝撃を少なくしたい人
太め(0.68mm〜0.73mm)
thick badminton strings
太いガットは繊維の量が多くて頑丈なため、シャトルの衝撃に負けない高い耐久性と、しっかりした手応えがあります。
インパクト時の打感が手に残り、パワーヒッターに向いています。
- 自分の筋力で力強いショットを打ち込みたい人
- インパクト時にシャトルを面で押し込むような重い打感が好きな人
- ガットの性能をできるだけ長持ちさせたい人
※細いガットに比べてテンションが緩みにくい - ショットのコントロール性を重視する人
縦横で太さが異なるハイブリッドガット
hybrid badminton strings
縦糸と横糸で異なる太さや素材を組み合わせたバドミントン用のハイブリッドガットがあります。
- ヨネックス BGAB エアロバイト(AEROBITE)
ヘアピン や カット などのスピン性能と鋭い弾きによるスピード性能を高い次元で両立させています。 - ヨネックス BGABBT エアロバイト ブースト(AEROBITE BOOST)
鋭い回転性能に加え、ハードヒッター向けの威力のあるパワースマッシュを実現します。
- 代表的なバドミントンのガット

バドミントンのガットの構造
structure of badminton strings
バドミントンラケットのガットは、モノフィラメントとマルチフィラメントとの2種類に分けられます。
- モノフィラメント
太い芯の周りに繊維を巻き付けた構造で、打感が硬いです。
耐久性と反発力に優れています。 - マルチフィラメント
細い繊維を束ねた構造で、打感が柔らかいです。
コントロール性に優れています。
バドミントンのガットにおいては現在の主流になってます。


